PROFILE | Gecchu
profile

「生命」から連想するものは、私にとっては「温度」や「ひかり」です。
それは高校生まで過ごした新潟の村の生活が、雪がズッシリ積もって、すごく寒かったことが理由にあります。
雪道で飼い犬が放尿したときに熱い湯気が出ていたこととか、その犬が死んだとき物のように冷たくなっていたこととか、吹雪く帰り道に、自分の家の灯をみつけたときとか。 生命(活動)というものは温かく、光があるというイメージが自然としみつきました。

上京した今、無数の考えや立場、選択肢に囲まれ、人が納得できる自分の考えを言葉にしようと、しどろもどろしています。
時に他人の言葉を盗む自分や、繰り返す生活に閉塞感を感じるとき、あの日に感じた、言葉・個性・価値観を吹き飛ばすような根本的な「生命」を見たいと思うのです。

その「生命」は今も、電車の手すりに残る誰かが握りしめていた温もりとか 思いもよらぬ瞬間に氷山の一角を見せ、自分自身や手垢のついたような生活の中に、本当は今も広くて、ずっと新しいものがあったと気づかせます。

その確かな発見を自分の生活の支えにしようと、毎日せっせと作品に残しています。



学歴
2018年 東京学芸大学修士課程 美術教育専攻 総合美術コース 日本画研究室 修了

受賞/入選歴
2013年 「第49回 主体展」入選
2014年 「第74回日本画院展」新人賞
2014年 「第50回主体展」入選
2015年 東京学芸大学学生表彰
2016年 「第76回日本画院展」ロバートクラウダー賞
2016年 神山財団芸術支援プロジェクト 第4期奨学生合格
2016年 東京学芸大学学生表彰
2017年 「第77回日本画院展」ニューカラー賞受賞
2017年 「第19回フィレンツェ賞展」入選
2018年 「第78回日本画院展」佳作
2020年 アート4コマ公募展「漫喜利」入選


個展
2018年 「君に似ている」( カフェカウダ)
2020年 「ウチにあるエネルギー」(オンライン美術館 HASARD)
2021年 「私のシェアハウス」(オリエンタルハート)


グループ展
2012年 「美術科展」(東京学芸大学 芸術館)
2013年 「雨季展」(東京学芸大学 芸術館)
2013年 「美術科展」(東京学芸大学 芸術館)
2013年 「第49回 主体展」(東京都美術館)
2014年 「芳春展」(タンギー画廊)
2014年 「第74回日本画院展」(東京学芸大学 芸術館)
2014年 「雨季展」(東京学芸大学 芸術館)
2014年 「第50回主体展」(東京都美術館)
2014年 「美術科展」(東京学芸大学 芸術館)
2014年 「国分寺アートギャラリー」(むさしの食堂、呑処Sei)
2015年 「芳春展」(銀座 ぎゃらりぃサムホール)
2015年 「第2回 国分寺アートギャラリー」(むさしの食堂、呑処Sei)
2015年 「雨季展」(東京学芸大学 芸術館)
2016年 「第64回 東京学芸大学美術科卒業・修了制作展」(東京学芸大学 芸術館)
2016年 「G美展」(小金井宮地楽器ホール)
2016年 「ゆきぐにのふたり展」(銀座アートスペース)
2016年 「芳春展」(銀座 ぎゃらりぃサムホール)
2016年 「第76回日本画院展」(東京都美術館)
2017年 「芳春展」(銀座 ぎゃらりぃサムホール)
2017年 「第77回日本画院展」(東京都美術館)
2017年 「雨季展」(東京学芸大学 芸術館)
2017年 「第19回フィレンツェ賞展」(新潟 雪梁舎美術館、東京都美術館)
2018年 「第66回 東京学芸大学美術科卒業・修了制作展」(東京学芸大学 芸術館)
2018年 「ゆきぐにのふたり展」(銀座アートスペース)
2018年 「第78回日本画院展」(東京都美術館)
2018年 「日本画院展受賞作家展」(上野の森美術館)
2018年 「神山財団芸術支援プログラム 第4回卒業成果展」(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
2020年 「アート4コマ公募展 漫喜利」(東京藝術劇場)
2021年 「第10回菅楯彦大賞展」(倉吉博物館)


 その他
 2016年  ロサンゼルス滞在制作(2016年10月 ~ 12月)
 2017年  日本画院会員